プログラミング言語論・第 2 回レポート

問題

（問 5.1.10）プリント p.31の deleteの定義では、 (delete 4 '(1 4 4 7))は (1 4 7)になってしまう。 (delete 4 '(1 4 4 7))が (1 7)になるように、 deleteを定義しなおせ。 4がいくつあろうが、対応できるようにすること。
（問 5.1.12）2つのリスト xsと ysを受取り、 xsの順番を逆にしたリストを ysの先頭に付け加える関数 rev-appendを定義せよ。例えば、(rev-append '(1 2 3 4) '(5 6 7 8))は (4 3 2 1 5 6 7 8)となる。
（問 6.1.2）任意の述語とリストを受取り、リストの中で述語を満たす最初の要素を返す関数 findを定義せよ。例えば、 (find odd? '(2 4 5 3 0))は 5、 (find even? '(2 4 5 3 0))は 2となる。（述語を満たす要素が見つからない場合は考慮しなくて良い。）
初項 a と正の数 n を受取り、次の漸化式、

で定義される数列について、第 n 項までの和を求める関数 foo を定義せよ。さらに第 n 項までのうち値が偶数の項（偶数番目ではない）のみの和を求める関数 barを定義せよ。ただし、
はガウス記号（つまり ...を越えない最大の整数）とする。 iterate2, filter, sumなどの関数、および lambda式を用いること。

例題 5.1.8（p.31）の insertと同等の関数を p.12で定義した構造体、関数を用いて、C言語で定義せよ。さらに、新しい要素以外に対しては、新しい consセルを作らず、既存の consセルを書き換えるバージョンも定義せよ。

プログラム全体はおそらくこんな感じ

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

/* p.12の定義をここに挿入 */

/* insertの定義 をここに挿入 */

int main(int argc, char** argv) {
  list xs = cons(1, cons(4, cons(7, cons(10, NULL))));
  xs = insert(atoi(argv[1]), xs);

  printf("result: ")
  for(; xs; xs=cdr(xs)) {
   printf("%d ", car(xs));
  }
  putchar('\n');
}

以上の問題をすべて解いてください。

提出要領

レポートは Word（もしくは一太郎, TeXなど）で作成する。
レポートの表紙にはタイトル（「プログラミング言語論・第 2 回レポート」）、学籍番号、氏名を記入する。
左上をホッチキスでとじること
問の答など、プログラムの部分は、MS明朝（MS P明朝ではない）, courier newなどの固定ピッチのフォント （各文字の幅が等しいフォント）を用いること。
各問の答は必ず実行して、各問あたり 2つ以上の実行例もレポートに含めること（問5を除く）。

問は数人で相談して解いても良いが、実行例は必ず各自で作成すること。 問の答と実行例がまったく同一のレポートは不正レポートと見なす。
最後に数行の感想（レポートの感想）を入れること。
作成したプログラムは、 \\stfile\Report\kagawa\ProgLang\Report2\ の下の「s学籍番号」というフォルダにオンライン提出する。（どの問に対するプログラムか、すぐわかるようなファイル名にしておくこと。ファイル名に使う文字は半角・英数字のみとする。）また、提出したファイルの Index（目録）を HTMLファイルとして作成し、 index.htmlという名前で同じフォルダに作成すること。（Indexの例）

オンライン提出できているかどうか、必ずセルフチェックのページで確認すること。
締切は期末テストと同日、テストの解答用紙と重ね合わせて提出

Koji Kagawa (kagawa@eng.?????)