Kotlin 処理系のインストール

Web ブラウザーからサーバーで実行することも、ローカル PC 上で実行することもできます。

Web ブラウザー上の実行環境

PC に処理系をインストールできない・したくない場合には、Web ブラウザーから実行できる環境もいくつか用意されている。いずれも Kotlin のプログラムを、 サーバー側で実行する。ただし、最新のバージョンではないかもしれないし、 ライブラリーをインストールしたりするのは難しいかもしれない。

Kotlin 専用

• Kotlin Playground

さまざまなプログラミング言語に対応

• IdeOne
• rextester
• JDoodle
• repl.it
• paiza.IO
• Coding Ground

Kotlin のインストーラー

ローカル PC で実行したいときは、Kotlin のコマンドライン上の処理系は Kotlin command-line compilerからダウンロードすることができる。

1. このページから kotlin-compiler-?.?.?.zip というリンク （?.?.? はバージョン番号）を探してダウンロードする。（ダウンロードのリンクは、 GitHub Releases のページのかなり下のほうにある。） 2023/04/12 現在の最新バージョンは 1.8.20 である。
2. ダウンロードした ZIP ファイルを C:\Program Files に展開する。 （C:\Program Files\kotlinc というディレクトリーができる。 以下のような構成になっているはずである。）

   C:\
     ├── Program Files
     │   ├── kotlinc
     │   │   ├── bin
     │   │   ├── lib
     │   │   ├── license
     │   │   └── build.txt
     │   ⋮
     ⋮
   

3. 検索窓🔍で「環境変数」と入力して「システム環境変数を編集」をクリックする。
4. 「環境変数(N)…」をクリックする。
5. 「システム環境変数」のなかの Path という変数を選択し「編集」ボタンをクリックする。
6. 「環境変数名の編集」というウインドウが現れるので、 「新規」をクリックして、「C:\Program Files\kotlinc\bin」を追加する。
   • ただし、もともと入っていれば、二重に追加する必要はない。（「上へ」を使って先頭に持って来る。）
   • もともとの Path の変数値は絶対に消してしまわないこと。 消してしまうと他のアプリケーションが起動しなくなる。
7. 「OK」を（必要な場合は、何度か）クリックする。
8. インストールの確認
   1. 新しく「コマンド プロンプト」または「Windows PowerShell」を起動する。
   2. 開いたウインドウで「kotlinc -version」と入力する。
   3. kotlinc-jvm ?.?.? のような文字列（?.?.? はバージョン番号）が 表示されれば OK である。