リレーショナルデータベース
リレーショナルデータベース(RDB)では表(テーブル)の形でデータを扱います。
基本的には、更新が簡単にできるような(つまり重複がない)形式でデータを保存しておいて、
そこから、テーブルに対する種々の操作を行って、ユーザが必要とする形式の表を得ます。
このようなテーブルに対する操作は一種のプログラムですが、データベースの世界では
クエリー(query)と呼びます。
Accessのような一般向きのデータベースソフトでは、
クエリーも対話的に作成することができます。
よく使うクエリーは保存しておいて何度でも繰り返し使うことができます。
以下にリレーショナルデータベースの 3つの基本的な演算(射影・選択・結合)を具体例で説明します。
この 3つの演算を組み合わせて、より複雑なクエリーを作成します。
元のデータ
テーブル 1
(とある大学の職員の一覧)
テーブル 2
(とある大学の学部の一覧)
操作の結果
射影(projection)
テーブル 1から電話帳を作る。(必要な列を抜き出す。)
選択(selection)
テーブル 1から女性スタッフを抜き出す。
(ある条件を満たす行を抜き出す。)
結合(join)
テーブル 1とテーブル 2から職員の住所録を作成する。
(2つの表から、ある項目が同じ行を結びつける。)
... 以上がリレーショナルデータベースの基本的な機能ですが、
Accessのようなパソコン用のデータベースソフトは、
フォームというデータの入力をカード形式で行えるようにする機能、
データからレポートを自動作成する機能なども持っています。
Koji Kagawa
(kagawa@ec.?????)