「MIT Schemeの使い方」の補足

11月 17日に配布したプリント「MIT Schemeの使い方」に対する補足です。

MIT Scheme(Edwin)上で打ち込んだプログラムをファイルにセーブしたい。

プログラムはできるだけ秀丸かメモ帳で作成して loadしましょう。

しかし MIT Scheme(Edwin)上で作成した方が括弧の対応がわかりやすいので、 MIT Schemeに直接プログラムを打ち込む方を好む人もいるかも知れません。 MIT Scheme(Edwin)で作成したプログラムをセーブする場合は、 Edwin上でCtrl-x(コントロールキーを押しながら xを押す。) Ctrl-sと入力します。

最初は

   Write buffer *scheme* to file:
のように聞かれるので、適当なファイル名(例えば: B:\WORK\tmp.lsp)を答えておきます。

以降は Ctrl-x Ctrl-sのキー操作だけで、 MIT Schemeの画面の内容がこのファイルにセーブされます。 ただし、MIT Schemeが出力した部分もセーブされてしまうので、 あとで(秀丸やメモ帳で)不要な部分を削除する必要があります。

なお、Edwinは Emacsというエディタに似せて作られているので Emacsの操作法を知っている人は Edwinの上で直接ファイルを編集することができます。


MIT Scheme(Edwin)上で打ち込んだプログラムや実行結果をワードなどにコピーしたい

MIT Schemeはもともと Unix上で開発されたプログラムなので、 キーの割当てが Windowsの他のプログラムとかなり異なります。


プログラムを間違ってエラーが出た。

プログラム中に間違いがあると、MIT Schemeはエラーの内容を指摘して、 次のようなメッセージを表示します。
   ;...
   ;To continue, call RESTART with an option number:
   ; (RESTART 3) => Specify a value to use instead of n.
   ; (RESTART 2) => Define n to a given value.
   ; (RESTART 1) => Return to read-eval-print level 1.
こういうメッセージが出たときは MIT Schemeは「デバッグモード」のようなものに入っています。 通常のモードに戻すには (RESTART 1)と打ち込んで (またはメッセージの(RESTART 1)の直後にカーソルを移動して)、 Ctrl-x Ctrl-eです。
Koji Kagawa (kagawa@ec.?????)