Eclipseの使い方
Eclipseの機能は膨大なので、ここですべての機能を紹介することはとてもできない。
このページでは、ソフトウェア工学演習でよく使うと思われるごく一部の機能を紹介する。
参考リンク
プロジェクトの作成
動的Webプロジェクトの作成
動的WebプロジェクトはJava Servlet/JSPなどのためのプロジェクトであり、
Servletの実行に必要な設定ファイルを自動生成してくれる。
- 「ファイル」―「新規」―「プロジェクト」で現れる
「ウィザードを選択」というウインドウで
「Web」を展開し、
「動的Webプロジェクト」を選択して、
「次へ」をクリックする。
- 「プロジェクト名」は英数字で適当につけて、
「ターゲット・サーバー」が「Apache Tomcat v5.5」になっていることを確認して、
「終了」をクリックする。
(以下の説明ではSoftEngEnshuという名前をつけると仮定する。)
以降、ソフトウェア工学演習で作成するプログラムは、
すべてこのプロジェクト内に作成すれば良い。
(参考)Javaプロジェクトの作成
Javaプロジェクトは、Java Appletもしくは通常の
Java Applicationのためのプロジェクトである。
- 「ファイル」―「新規」―「プロジェクト」で「Java」を開き、
「Javaプロジェクト」を選択して、
「次へ」をクリックする。
- 「プロジェクト名」は英数字で適当につけて、
「終了」をクリックする。
(以下の説明ではCompNet1という名前をつけると仮定する。)
計算機ネットワークⅠで作成するプログラムは、
すべてこのプロジェクト内に作成すれば良い。
クラスの作成
クラス(Servlet)の作成
- 「プロジェクト・エクスプローラー」の中でクラスを作成する動的Webプロジェクトを選択してから、
「ファイル」―「新規」―「その他」を選択する。
- 「ウィザードを選択」というウインドウで「Web」を展開し、
「サーブレット」を選択し、
「次へ」をクリックする。
- 「クラス名」に作成するクラスの名前を入力し、「終了」をクリックする。
(以下の例ではHelloServletという名前をつけると仮定する。)
- クラス定義のテンプレートが表示されるので、
残りの部分を入力する。例えば、次のようなimport文:
import java.io.PrintWriter;
import java.io.IOException;
import javax.servlet.ServletException;
import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import javax.servlet.http.HttpServletResponse;
を追加し、次のようなメソッドを定義する。
(灰色はテンプレートに既に用意されている部分である。)
…
protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws ServletException, IOException {
response.setContentType("text/plain; charset=Windows-31J");
PrintWriter out = response.getWriter();
out.println("Hello World!");
out.close();
}
- 「ファイル」―「保管」(もしくはCtrl+s)でファイルの保存と同時に自動的にコンパイルされる。
(参考)クラス(AppletもしくはJava Application)の作成
- 「パッケージ・エクスプローラー」の中でクラスを作成するJavaプロジェクトを選択してから、
「ファイル」―「新規」―「クラス」を選択する。
- 「名前」に作成するクラスの名前を入力する。
- 「スーパークラス」に「javax.swing.JApplet」(Appletの場合)、もしくは
「java.lang.Object」(Applicationの場合)
と入力する。
(JAppletとだけ入力して、「参照…」をクリックすると候補が表示されるので、
適切なものを選択すれば良い。)
- 「終了」をクリックすると、テンプレートが表示されるので、残りの部分を入力する。
- 「ファイル」―「保管」(もしくはCtrl+s)でファイルの保存と同時に自動的にコンパイルされる。
(参考)JSP, HTMLの作成
WTPの場合、JSP, HTMLなど Servlet以外のコンテンツは WebContentというフォルダに置く。
-
「プロジェクト・エクスプローラー」の中でクラスを作成する動的Webプロジェクトの
「WebContent」というフォルダを選択してから、
「ファイル」―「新規」―「その他」を選択する。
- 「ウィザードを選択」というウインドウで「Web」を展開し、
「HTML」または「JSP」を選択し、「次へ」をクリックする。
- 「ファイル名」に作成するファイルの名前を入力し、「終了」をクリックする。
- テンプレートが表示されるので、残りの部分を入力する。
- http://localhost:8080/プロジェクト名/ファイル名で見ることができる。
プログラムの実行
Servletの実行
- 「実行」―「実行」―「サーバーで実行」で、
「新規サーバーの定義」
というウインドウが現われるので、「Tomcat v5.5 サーバー @ localhost」
を選択していることを確認して、「終了」をクリックする。Tomcatサーバが起動する
とともに
Eclipse内に
Webブラウザが起動して、サーブレットが生成したページが表示される。
-
このときに「サーバをプロジェクトのデフォルトに設定」をチェックしておくと、
以後にこのプロジェクト内に作成するサーブレットでは、同じ質問はされない。
-
一度サーバを起動したら、以降は、
- ソースを書き換えてセーブする。
- 「コンソール」の中に「情報: このコンテキストの再ロードを開始しました」
というメッセージが出るまでしばらく待つ。
- ブラウザの「現行ページの更新」ボタンをクリックする。
の繰り返しになる。(ソースを書き換えるたびに、いちいち「サーバーで実行」
はしなくて良い。)
- Eclipse外部のブラウザ(IEやFirefox)でもhttp://localhost:8080/SoftEngEnshu/HelloServletと入力するとサーブレットが生成したページを見ることができる。
ただし、SoftEngEnshuの部分は自分のつけたプロジェクト名に、
HelloServletはクラス名に置き換える。
(参考)AppletもしくはJava Applicationの実行
- 「実行」―「次を実行」で、「Javaアプレット」(Appletの場合)もしくは「Javaアプリケーション」
(通常のApplicationの場合)
を選択する。
さらなる参考リンク
Koji Kagawa (kagawa@eng.〜)
(〜の部分はSPAM mail予防のため省略します。)