E → id
| E “[” E “]”
| E “.” id
| E “(” X “)”
X → E X'
X' → “,” E X'
| ε
に対して、
次の文法(開始記号は Expr):
Expr → CON
| FID '(' Expr2 ')'
Expr2 → Expr Rest
Rest → ',' Expr
| ε
-- 以下は終端記号: 字句解析部で処理
EOL → '\n' -- End Of Line
CON → '0' | '1' | ... | '9' -- 簡単のため一桁の数のみ
FID → '+' | '-' | '*' | '!'
に対する再帰下降構文解析プログラムの例
を参考にして、問の文法に対する再帰下降構文解析プログラムを作成せよ。
入力が E であれば、"Correct!"(または「正しい!」)と表示し、 間違っていれば、適当なエラーメッセージを出力するようにせよ。
ただし、「終端記号に対応するマクロの定義」の部分は代わりに
#define ID 256 #define EOL 257「簡易字句解析ルーチン」は代わりに
/* 簡易字句解析ルーチン */
int yylex(void) {
int c;
if (token==EOL) { /* 前のトークンが改行だったら */
column=0;
}
do {
c = getchar ();
column++;
} while (c == ' ' || c == '\t'); /* 空白は読みとばす */
if (isalpha(c)) { /* IDは一文字のアルファベット */
yylval = c;
return ID;
}
if (c == '\n') { /* 行末が $(入力の終わり)に対応する */
return EOL;
}
if (c == EOF) { /* ファイルの終 */
exit(0);
}
/* 上のどの条件にも合わなければ、文字をそのまま返す。*/
return c; /* '(', ')', '*', '[', ']'など */
}
を用いよ。(プログラムのテンプレート)
少なくとも以下のような例については、テストして下さい。 (エラーメッセージの詳細は多少異なっていても良い。)
| 入力 | 結果 |
|---|---|
| a[x] | Correct! |
| a[(x)] | E: Unexpected token: '(' at column 3. |
| a.t | Correct! |
| f() | X: Unexpected token: ')' at column 3. |
| f(x) | Correct! |
| f(x, y) | Correct! |
| f(x, y,) | E: Unexpected token: ')' at column 8. |
| f(x.t.x, a[x][y], z) | Correct! |
上の問題を解いて、プログラムを作成し、 またそれに対するレポートを作成して下さい。 (締切 2月 17日 火曜日 18時30分)
レポートは, Microsoft Word, OpenOffice Writer, もしくは同等のワープロソフトで作成します。 作成したソースファイルとレポートのファイルをオンラインで提出してください。 (Microsoft Word以外のワープロの場合は、PDF形式に変換して下さい。) また同時に、レポートをA4用紙に印刷し、 ホッチキスで左上を綴じたものを学務係前のレポートボックスに提出してください。
オンラインの提出に必要なファイルは
です。
アップロードページ からオンライン提出して下さい。(report.doc, report.pdfはどちらか片方を提出して下さい。) (授業用ページのパスワード発行は このページで 行なって下さい。)
レポート作成上の注意
問題を数人で相談しながら解くのはもちろん構いませんが、 実行例とレポートは各自で作成してください。 実行例まで同一のレポートは不正レポートと見なします。