2月18日期末テスト

注意: これは過去問です。

注意事項

各自のノートPCは使用できない。3201教室備えつけのPCのみ使用できる。
試験時間は90分（16:20～17:50）とする。
教科書・プリント・参考書などは持ち込み可能である。
（量に特に制限はないが、隣の人の領域を侵犯しないようすること。また、テスト中の物品の貸し借りは禁止する。）
使用できるソフトは、ブラウザ（Firefox推奨・Internet Explorer非推奨）、エディタ（メモ帳・MkEditorなど)、コマンドプロンプト（およびその中でのbcc32, cd, dirなどのC言語のコンパイルと実行に必要なコマンド）である。
不正行為の定義はペーパーでのテストに準じるものとする。つまり、メール, チャット, Messenger, FTP, WinSCPなどの通信系ソフトは使用禁止、ブラウザも掲示板、Webメールなどの他人との通信が可能なページは閲覧禁止（もちろん課題提出用ページは除く）、 stfileのネットワークフォルダも使用禁止とする。
（Google, Yahooなど検索系のページは利用しても構わない。）
私語や携帯電話の使用などペーパーテストで禁止されていることは、オンラインテストでも禁止である。

以下の問に答えよ。

（必須）インデンテーション:
提出ファイル名: feb18_1.c

以下のプログラムは動作はする（はずだ）がインデンテーションが滅茶苦茶である。プログラミングⅠのインデンテーションの約束事に厳密に従って、インデントしなおせ。（ブレース内の字下げは4文字分とせよ。）特に 5番目のルール
ifやforなどでは、選択されたり、繰り返したりされる文が一つだけの場合も、ブレースに囲む。
に注意すること。もちろんプログラムの動作は変えないこと。
```
#include <stdio.h>

int main(void) {
int k, n=1;
for (k=1; k<10; k++)
if (k%3!=0)
n*=k;
printf("%d ", n);
return 0;
}
```
（必須）二重ループ:
提出ファイル名: feb18_2.c

下に示すように、横幅と高さを受け取って、ディスプレイ上に 0123456789を繰返し表示して、与えられた横幅と高さの長方形を描くプログラムを作成せよ。
```
横幅：5
高さ：3
01234
56789
01234
```
```
横幅：7
高さ：4
0123456
7890123
4567890
1234567
```
```
横幅：12
高さ：6
012345678901
234567890123
456789012345
678901234567
890123456789
012345678901
```
参考にするプログラム: List 4-17

（必須）関数:

提出ファイル名: feb18_3.c

int型の引数 m, n （ただし m≥2, n≥1と仮定して良い）を受け取り、 m^kが nを割り切るような最大の整数 k （k≥0）を返す関数 int multiplicity(int m, int n)を定義せよ。

なお、main関数は、以下のコードを使用して、値を確認せよ。

int main(void) {
    printf("multiplicity(2, 3) = %d\n", multiplicity(2, 3));
    printf("multiplicity(2, 12) = %d\n", multiplicity(2, 12));
    printf("multiplicity(2, 200) = %d\n", multiplicity(2, 200));
    printf("multiplicity(2, 1023) = %d\n", multiplicity(2, 1023));
    printf("multiplicity(3, 162) = %d\n", multiplicity(3, 162));
    printf("multiplicity(5, 1000) = %d\n", multiplicity(5, 1000));
    printf("multiplicity(3, 999999999) = %d\n", multiplicity(3, 999999999));

    return 0;
}

この出力結果は、以下のようになる。（3 = 2⁰×3, 12 = 2²×3, 200 = 2³×25, などなど）

  multiplicity(2, 3) = 0            
  multiplicity(2, 12) = 2
  multiplicity(2, 200) = 3
  multiplicity(2, 1023) = 0
  multiplicity(3, 162) = 4
  multiplicity(5, 1000) = 3
  multiplicity(3, 999999999) = 4

参考にするプログラム: （あえて言えば） List 6-4

（必須）配列:

提出ファイル名: feb18_4.c

int型の配列 vcと、その要素数 noを受け取り、 vcが単調に増加する配列ならば 1をそうでなければ 0を返す関数 int increasing(int vc[], int no)を定義せよ。

ただしここでは、vcが単調に増加する配列であるとは、 1 ≤ i < no のすべての添字 iに対して、 vc[i-1] < vc[i]が成り立つことである、とする。

なお、テストデータは以下のコードを使用して、結果を確認せよ。

int arr1[] = {2, 3, 5, 7, 11, 13};
int arr2[] = {2, 3, 7, 5, 11, 13};
int arr3[] = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 1};
int arr4[] = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 7};
int arr5[] = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 9};

int main(void) {
    if (increasing(arr1, sizeof(arr1)/sizeof(int))) {
        printf("arr1は単調増加です。\n");
    } else {
        printf("arr1は単調増加ではありません。\n");
    }
    if (increasing(arr2, sizeof(arr2)/sizeof(int))) {
        printf("arr2は単調増加です。\n");
    } else {
        printf("arr2は単調増加ではありません。\n");
    }
    if (increasing(arr3, sizeof(arr3)/sizeof(int))) {
        printf("arr3は単調増加です。\n");
    } else {
        printf("arr3は単調増加ではありません。\n");
    }
    if (increasing(arr4, sizeof(arr4)/sizeof(int))) {
        printf("arr4は単調増加です。\n");
    } else {
        printf("arr4は単調増加ではありません。\n");
    }
    if (increasing(arr5, sizeof(arr5)/sizeof(int))) {
        printf("arr5は単調増加です。\n");
    } else {
        printf("arr5は単調増加ではありません。\n");
    }

    return 0;
}

この出力結果は、以下のようになる。

  arr1は単調増加です。
  arr2は単調増加ではありません。
  arr3は単調増加ではありません。
  arr4は単調増加ではありません。
  arr5は単調増加です。

参考にするプログラム: List 6-11

Koji Kagawa