Kotlin 処理系のインストール

Web ブラウザー上の実行環境

PC に処理系をインストールできない・したくない場合には、Web ブラウザーから実行できる環境もいくつか用意されている。いずれも Kotlin のプログラムを、 サーバー側で実行する。ただし、最新のバージョンではないかもしれないし、 ライブラリーをインストールしたりするのは難しいかもしれない。

Kotlin 専用

• Kotlin Playground

さまざまなプログラミング言語に対応

• IdeOne
• rextester
• JDoodle
• repl.it
• paiza.IO
• Coding Ground

Kotlin のインストーラー

Kotlin のコマンドライン上の処理系は Kotlin command-line compilerからダウンロードすることができる。

1. このページから kotlin-compiler-?.?.?.zip というリンク （?.?.? はバージョン番号）を探してダウンロードする。 2022/04/12 現在の最新バージョンは 1.6.20 である。
2. ダウンロードした ZIP ファイルを C:\Program Files に展開する。 （C:\Program Files\kotlinc というディレクトリーができる。 以下のような構成になっているはずである。）

   C:\
     ├── Program Files
     │   ├── kotlinc
     │   │   ├── bin
     │   │   ├── lib
     │   │   ├── license
     │   │   └── build.txt
     │   ⋮
     ⋮
   

3. Windows 10 の場合、「スタート」（デスクトップの）を右クリック―「エクスプローラー」をクリック、「PC」を右クリックして「プロパティ」を選ぶ。
4. 「▶ コントロールパネル ▶ システム」のウインドウで「システムの詳細設定」をクリックする。
5. 「環境変数」のボタンをクリックする。
6. 「システム環境変数」のなかの Path という変数を選択し「編集」ボタンをクリックする。
7. Windows 10 の場合は、「環境変数の編集」というウインドウが現れるので、 「新規」をクリックして、「C:\Program Files\kotlinc\bin」を追加する。
   • ただし、もともと入っていれば、二重に追加する必要はない。（「上へ」を使って先頭に持って来る。）
   • もともとの Path の変数値は絶対に消してしまわないこと。 消してしまうと他のアプリケーションが起動しなくなる。
8. 「OK」をクリックする。
9. インストールの確認
   1. 新しく「コマンド プロンプト」または「Windows PowerShell」を起動する。
   2. 開いたウインドウで「kotlinc -version」と入力する。
   3. kotlinc-jvm ?.?.? のような文字列（?.?.? はバージョン番号）が 表示されれば OK である。