このスライドの使い方
第 1 章
「まずは慣れよう」
教科書 pp.1–21
§ 1-1「まずは表示をおこなう」
(教 p.2)
作業:
List 1-1
を実行する。
コンパイル(教 p.2)
ソースファイルを実行ファイルに翻訳すること
ソースファイルは人間が読む/書く形式
— C 言語の場合、拡張子は .c
実行ファイルは CPU が直接理解できる形式
— Windows 上では拡張子は.exe
注釈(コメント)(教 p.4)
ソースファイル中の人間向けの覚え書きで、コンパイラーは無視する部分
C 言語では
「/*
」から「*/
」まで
さらに C99 では「//
」から行末までという形も
printf
(教 p.6)
表示を行うための関数である
関数とは定義済みのプログラム部品である
関数呼出しは処理の依頼で、
渡すデータを実引数という
文(教 p.7)
関数呼出しなどの後にセミコロン「;
」を置くことで「文」になる
「{
」 と「}
」の間の文は上から順次実行される
printf
の変換指定(教 p.8)
p.378も
printf
の第 1 引数のなかで、%d
や %f
などの「%
」から始まる部分は変換指定と言う
第 2 引数以降の値に順に置き換えられる
- 「
%d
」整数(10 進数)を表示
- 「
%f
」浮動小数点数を表示
作業:
List 1-3
を実行する。
文字列リテラル (教 p.11)
一連の文字を二重引用符「"
」〜「"
」で囲んだもの、
文字の並びを表す
一重引用符「'
」〜「'
」は別の用途がある
拡張表記 (教 p.11) p.250 も
文字列中の「\n
」は改行、「\a
」は警報(ベル)、
「\t
」はタブ文字を表す
このような「\
」を使った書き方を拡張表記という
(「\
」は日本語環境では「¥
」
と表示されることがある)
作業:
List 1-5,
List 1-7
を実行する。
変数 (教 p.12)
数値などのデータを収納するための「箱」(メモリの中の場所)
C 言語では、変数を使うためには事前に宣言が必要である
代入(教 p.13)
変数の値を書き換えること
「変数 = 式
」という形式で、右辺の
式の値を左辺の変数に代入する
「57 = vx
」とは書けない
作業:
List 1-8
を実行する。
初期化子 (教 p.15)
初期化とは変数の宣言のときに値を入れること
変数は次の形で初期化することができる
(初期化されないときは“不定値”が入る。)
初期化子は“式”と思っておいて良い
作業:
List 1-9,
List 1-10
を実行する。
scanf
関数 (教 p.16)
キーボードから数値などのデータを読み込む
「&
」は「アンパサンド」と読む
詳しくは、ポインターのところで説明する
作業:
List 1-11
を実行する。
puts
関数 (教 p.18)
文字列を出力し、最後に改行を行う
printf
と異なり、書式変換は行わない
作業:
List 1-13
を実行する。
式 (expression) とは
これまでのところ
分類 |
一般形 |
補足説明 |
変数 |
|
x , i など |
整数リテラル |
|
1 , 0 , 100 , 0xff など |
文字列リテラル |
" 〜" |
"Hello\n " など |
関数呼出し |
関数名(式, … , 式) |
printf("Hello\n ") など |
宣言 (declaration) とは
これまでのところ
分類 |
一般形 |
補足説明 |
変数宣言 |
型 変数名 = 初期化子, … ,
変数名 = 初期化子; |
型は int , double など |