情報科学演習(看護学科)・第2部


プレゼンテーションソフトの基本操作について

プレゼンテーションソフト PowerPoint(Microsoft社)の操作方法を学習します。 プレゼンテーションソフトは、 提案や報告などの発表資料を作成するためのソフトウェアです。

発表資料は OHP用のシートや紙に印刷することもできますし、 コンピュータ上で直接スライドショーとして実行することもできます。 後者の場合、アニメーションを使って説得力を上げることが可能です。

PowerPointの操作は Wordと共通する部分も多いですが、 ここでは Wordと異なる部分を中心に紹介していきます。

  1. PowerPoint以外のプレゼンテーションソフト

    ロータスの Freelanceなどがあります。

  2. PowerPointの起動

    「スタート」─「プログラム」─「Microsoft PowerPoint」で起動します。 最初に

    のようなウインドウが出てきます。 ここでは「新しいプレゼンテーション」を選ぶことにします。

    次に

    のようなメニュー(「新しいスライド」)が出てきます。 最初は、タイトルスライドのテンプレートである、一番左上を選択します。

    すると、

    のような画面になります。
    (この絵は、A4の紙におさまるように細工しているので、 実際の画面に現れるイメージと少し異なります。)

    点線の四角の中に文字を入力することができます。 このスライドの場合、タイトルとサブタイトルを入力します。 例えば、タイトルに「PowerPointの練習」、 サブタイトルには自分の氏名を入力してみましょう。

  3. Wordと同じところ

    などは、Wordとほとんど同じです。

  4. Wordにないボタン
    文字の大きさを変えるのは専用のボタンが用意されています。 は文字を大きく、 は文字を小さくします。

    また、 は行間隔を狭く、 は行間隔を広くします。

  5. 新しいスライドの挿入
    新しいスライドを追加するには、 を押すか、 メニューの「挿入」─「新しいスライド」を選びます。 PowerPointを起動したときと同じように、 「新しいスライド」というウインドウが出てきますので、 適当なテンプレートを選びます。(一番上の行の左から2番目の、 「箇条書きテキスト」というテンプレートを使う場合が多いと思います。)

  6. 表示モードの切替
    左下の方の のいずれかのボタンを使って、 表示モードを切り替えることができます。

    左から順に

    1. スライド表示 (通常の表示)
    2. アウトライン表示
    3. スライド一覧表示
    4. ノート表示 (スライドと同時に、発表者用のメモ書きも表示される。)
    5. スライドショー (スライドが全画面に表示され、アニメーション(後述)が実行される。)
    です。

  7. スライドの削除・順番変更

    表示モードを「スライド一覧表示」にすると、スライドの削除や順番変更が行なえます。

  8. アニメーション効果

    スライドショーで発表するときは、アニメーション効果を付け加えて、 聴衆の目を引き付けるつけることができます。

    1. 表示モードを通常の「スライド表示」にする。
    2. アニメーションを設定したい部分をクリックして、選択する。
    3. 右クリックして出てくるメニューから「アニメーションの設定」を選ぶ。
    4. 「アニメーションの設定」のウインドウで

      適当なアニメーションを選択する。

  9. 背景の変更

    メニューの「書式」─「デザインの適用」で適当なデザインを選ぶと、 背景の絵柄や配色などを変更することができます。

    OHPのシートに印刷するときは明るい背景色が、 スライドショーで実行するときは暗い背景色が効果的であると言われています。

  10. 図の描画(連絡網など)・オブジェクトの整列

    画面の下の方の「オートシェイプ」からいろいろな図形を選択して、 画面に置くことができます。

  11. スライドショーの実行

    スライドショーを実行するには、表示モードを「スライドショー」にします。 全画面にスライドが表示されます。

  12. 印刷のオプション(印刷・配布資料の作成)

    PowerPointの印刷にはいろいろなオプション(選択肢)があります。

    普通に印刷すると、1枚の紙に 1枚のスライドが印刷されます。 OHP用のシートに印刷するときは、普通に印刷します。 (この場合、印刷対象は「スライド(アニメーションなし)」になります。)

    一方、配布資料を作成するときなどは、 1ページにスライド複数枚分を印刷したいときがあります。その時は、 印刷対象を「配布資料(?スライド/ページ)」に変えます。 紙を節約することができます。


課題

  1. 自分の生い立ちを PowerPointで紹介する
  2. 香川県立医療短期大学を PowerPointで後輩に紹介する

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Koji Kagawa (kagawa@eng.?????)