ソフトウェアのインストール
このページはJDK, Eclipse, Tomcatのインストール方法の簡単なメモである。
JDK1.5のインストール
1.4以前のJDKがインストールしてあっても、古いバージョンをアンインストールする必要はない。
- JDK1.5インストーラの実行
- jdk-1_5_0_02-windows-i586-p.exeをダウンロードする。
- 実行中のアプリケーション(特にInternet Explorer, Netscape, Firefoxなどのブラウザ)を終了する。
- ダウンロードしたjdk-1_5_0_02-windows-i586-p.exeを実行する。
(途中の質問では既定値を変更せず、すべて「次へ」で良い。)
- 環境変数の追加
- 「スタート」―「マイコンピュータ」で右クリックし「プロパティ」を選ぶ。
- 「システムのプロパティ」のウインドウで「詳細設定」のタブを選択する。
- 「環境変数」のボタンをクリックする。
- 「システム環境変数」のなかにJAVA_HOMEという変数があれば、それを選択し「編集」ボタンをクリックする。
なければ、「新規」ボタンを押し、「変数名」のところに「JAVA_HOME」と入力する。
- JAVA_HOMEの「変数値」を「C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_02」に設定し、OKを押す。
- 「システム環境変数」のなかのPathという変数を選択し「編集」ボタンをクリックする。
- Pathの「変数値」の末尾に「;%JAVA_HOME%\bin」を追加する。
- もともと入っていれば、二重に追加する必要はない。
- もともとのPathの変数値は絶対に消してしまわないこと。
消してしまうと他のアプリケーションが起動しなくなる。
- インストールの確認
- 「スタート」―「すべてのプログラム」―「アクセサリ」―「コマンド プロンプト」を選択する。
- 開いたウインドウで「javac -version」と入力する。
- javac 1.5.0_02と表示された後で、使用可能なオプションの説明が表示されればOK。
Tomcat5.5.9のインストール
古いバージョンのTomcatがインストールされている場合は、
それをアンインストールする方が良い。
- Tomcat5.5.9インストーラの実行
- jakarta-tomcat-5.5.9.exeをダウンロードする。
- jakarta-tomcat-5.5.9.exeを実行する。
- 途中の「Choose Components」では「Examples, Webapps」にもチェックをつける。
- 「Configuration」ではadminにPasswordをつける。
- 「Completing the Apache Tomcat Setup Wizard」では「Run Apache Tomcat」にチェックがついていることを確認する。
その他の部分は既定値のまま、「Next」を選んで良い。
- インストールの確認
- ブラウザを起動し、http://localhost:8080/というURLを入力する。
- ページが表示されればOK。
- web.xmlの書き換え ―
設定ファイルを書き換えずにコンパイル後すぐにServletを実行できるようにする。
C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.5\conf\web.xml
のなかで、次のようになっている部分を探して、赤字の部分を付け加える。
91: <!-- -->
92: <servlet>
93: <servlet-name>invoker</servlet-name>
94: <servlet-class>
95: org.apache.catalina.servlets.InvokerServlet
96: </servlet-class>
97: <init-param>
98: <param-name>debug</param-name>
99: <param-value>0</param-value>
100: </init-param>
101: <load-on-startup>2</load-on-startup>
102: </servlet>
103:<!-- -->
|
322:<!-- -->
323: <servlet-mapping>
324: <servlet-name>invoker</servlet-name>
325: <url-pattern>/servlet/*</url-pattern>
326: </servlet-mapping>
327:<!-- -->
|
あるいは書換え済みのweb.xmlをダウンロードして、
置き換えても良い。
注意:
- ここに書かれている内容は、あくまでも開発時に手っ取り早く
Servletを実行することが目的である。
セキュリティに配慮していないので、Servletの実用的な運用には向かない。
Eclipse3.0.1のインストール
古いバージョンのEclipseが入っている場合は、
単にインストールするフォルダの名前を変えれば良い。
(古いバージョンの方のフォルダ名を変えても良い。)
- Eclipse本体のインストール
- eclipse-SDK-3.0.1-win32.zipをダウンロードする。
- このzipファイルを展開してできるeclipseというフォルダをC:\に置く。
- 日本語化パックのインストール
- NLpack-eclipse-SDK-3.0.x-win32.zipをダウンロードする。
- このzipファイルを展開してできるeclipseというフォルダを、やはりC:\に置く。
(先ほど展開したEclipse本体のファイルをいくつか上書きすることになる。)
- ショートカットの作成
- C:\eclipse\eclipse.exeのショートカットを自分にとって便利なところ(デスクトップなど)に置く。
JDKのインストールが済んでいない場合は、まだEclipseを起動しないこと。
(人柱希望者向け)
Eclipse3.0.1はJDK1.5に完全対応していないので、JDK1.5の新しい機能を利用したい場合は、
Eclipse3.1M6を使用する。
インストールの方法は3.0と同様だが、
3.0.1と別のフォルダ(例えばC:\eclipse3.1)に展開すれば両バージョンを独立して使用することができる。
(3.1は現在のところβバージョンであり、3.1の日本語化パックはまだない。)
Sysdeo TomcatプラグインV3のインストール
Sysdeo TomcatプラグインはEclipse内でServlet作成を支援するためのプラグイン(機能拡張モジュール)である。
- tomcatPluginV3.zipをダウンロードする。
- このzipファイルを展開してできるcom.sysdeo.eclipse.tomcat_3.0.0 というフォルダをC:\eclipse\plugins\に置く。
EclipseとTomcatプラグインの初期設定
- Tomcatプラグインの設定
- Eclipseを起動し、「ウインドウ」―「設定」―「Tomcat」で「バージョン5.x」にチェックする。
- 同じ場所で「Tomcatホーム」に「C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.5」と入力する。
(横の「参照…」ボタンを押せば、マウスで選択できる。)
続いてEclipseの使い方へ
HSQLDBのインストール
- hsqldb_1_8_0_0.zipをダウンロードする。
- このZIPファイルを解凍してできる hsqldbというフォルダを
C:\Program Files\フォルダの下に置く。
(← 別の好きな場所に解凍しても構わないが、以下の解説ではこのフォルダに解凍したものと仮定する。)
HSQLDBの実行
- C:\Program Files\hsqldb\demo\runServer.batを実行する。
これで、HSQLDBサーバが起動する。
- C:\Program Files\hsqldb\demo\runManeger.batを実行する。
- 「Connect」というウインドウで「Type:」を「HSQL DataBase Engine Server」を選択して、
「OK」をクリックする。
これで、HSQLDBマネージャが起動する。
このDBマネジャから、SQL文を実行してDBの内容を調べることができる。
テストデータの挿入
テスト用のデータをデータベースに入力しておく。
※HSQLDBのインストール後一度だけ実行しておけば良い。
- サーバとマネジャを起動後、
HSQLDBマネジャで「Options」―「insert test data」を選択する。
- 「select * from customer;」などSQL文を実行して、
データがDBに挿入されていることを確認しておく。
HSQLDBの終了
-
DBマネジャで、「Command」―「SHUTDOWN」を選択し、「Execute」をクリックする。
- DBマネジャを終了(「File」―「Exit」)する。
hsqldb.jarのEclipseプロジェクトへの追加
HSQLDBをサーブレットから利用するために、HSQLDB付属のライブラリファイル(hsqldb.jar)を
Eclipseのプロジェクトに読み込ませる。
- C:\Program Files\hsqldb\lib\hsqldb.jarを
C:\eclipse\workspace\SoftEngEnshu\WEB-INF\lib\にコピーする。
- Eclipseを起動し、パッケージ・エクスプローラーで「SoftEngEnshu」を右クリックして、「更新」をクリックする。
- 同じくパッケージ・エクスプローラーで「SoftEngEnshu」を右クリックして、
「プロパティ」を選択する。
- 「Javaのビルド・パス」を選択し、「ライブラリ」タブをクリックする。
- 「JARの追加」をクリックして、hsqldb.jarを選択する。
- 「OK」をクリックする。
Koji Kagawa (kagawa@eng.〜)
(〜の部分はSPAM mail予防のため省略します。)